フォーブスの大富豪ランキングの15位は初の女性です。
フランソワーズ・ベタンクール・メイヤー、フランソワーズ・ベタンクール・マイエル、などといろんな名前の読み方があるようですがロレアルの創始者の孫に当たる方です。
ロレアルは日本では超おなじみですが、この創始者が一体誰なのかというのは意外と知りませんでした。
(L’OREALのHPより)
ロレアルのイメージってパリ+深紅のリップって感じです。個人的に。家族の中でも相続問題などがいろいろあったようです・・・。
さて、いってみましょう!
フランソワーズ・メイヤーの資産、財産争いがすごい?
フランソワーズ・メイヤーさんは資産が493億ドル(約5兆4127億円)で15位にランクインしています。

かっこいい女性って感じで憧れますね!フォーブスの富豪ランキング女性部門では堂々の1位です!
フランソワーズ・ベタンクール・メイヤーとその家族となっているので、フランソーワーズ・メイヤーさんの個人だけの資産ではないみたいですね。
名前からわかりまうがフランス人です。ロレアルの会長をしています。
フランス繋がりの富豪はベルナール・アルノーさんですね!
1953年に生まれていますので現在66才くらいですね。フランソワーズ・メイヤーさんの周りはいろいろ騒がしいようです。
まずご主人のジーンピエールさんは、アウシュビッツで殺害されたラビ(神父さん)の孫です。そして、フランソワーズ・メイヤーさんのおじいさんで、ロレアルの創始者はウージェンヌ・シュエレール、ナチス政府に対して裁判を起こしていたのです。
フランソワーズ・メイヤーさんは、子ども2人をユダヤ人として育てています。
日本人からするとナチスやユダヤというのは歴史でならった!という程度の、遠い国でおこったあるまじき悲劇という認識程度ですが、恐らくヨーロッパではまだまだ深い傷を残す歴史的出来事だったのだと思います。
さて、結婚生活は落ち着いていたようですが、今度は遺産について問題が発生してしまいます。
フランソワーズ・メイヤーさんが会長を務めるロレアル社は、キールズやメイビリンなどの34のブランドを傘下に収める巨大ブランドです。
世界で9万人近くの従業員を抱えて、売り上げも約3億円を超える勢いです。そんな大きな企業を所有する家族にはしばしば相続問題があります。
フランソワーズ・メイヤーさんと母のリリアン・ベンタクールさんとの確執とは?
フランソワーズ・メイヤーさんの母であるリリアン・ベンタクールさんが2017年に94才でなくなりましたがその前から認知症を患っていました。つまり正常な判断が出来ない状態であったのですね。
フランソワーズ・メイヤーさんのお母様リリアン・ベンタクールさんは、ロレアル創始者のウージェンヌ・シュレエールさんの一人娘でしたので、同社の株を33%所有していました。
もちろん、そういったお金持ちを取り巻くひともいるわけで・・・。
フランソワーズ・メイヤーさんは有名な写真家のフランソワ・マリー・バニエ氏など数名を、リリアン・ベンタクールさんの資産を不当な法法で奪ったと2008年に起訴しています。
2015年にはフランスの裁判所がフランコス氏と元資産管理人たちを詐欺の有罪判決を下しています。
実はフランソワーズ・メイヤーさんと、母親であるリリアン・ベンタクールさんは不仲で有名でした。
しかし写真家のフランソワ・マリー・バニエ氏が上手くリリアンさんに取り入って、リリアンさんがフランソワさんを養子にしようとしたことを聞いて仲裁に入ったのです。
2010年にはフランソワーズ・メイヤーさんと和解して、裁判所の命令通り家族がリリアンさんの後見人となりました。
リリアンさんの資産も娘であるフランソワーズ・メイヤーさんが管理する信託に預けられたということで、一安心ですね。
2017年にリリアン・ベンタクールさんが亡くなりましたが、母子和解してから数年間穏やかに過ごされたことをでしょう。
母子で一緒に歩くすがた。2人とも巻物が素敵ですね!
やはり最後は血縁なんですね。そんなこんながあり、フランソワーズ・メイヤーさんは、
世界で15番目の大富豪になりました。
実質的なロレアルの経営はリリアンさんの孫のもう1人である、ジャン=ビクトル・メイエル氏が取締役としてリリアンさんの後を引き継いでいます。
我が家のような富豪ではない家庭ではこのような問題も無いのでしょうが、なかなかか富豪も大変ですね。
フランソワーズ・メイヤーさんもお母さんと和解することが出来て、心からホッとしたのではないでしょうか。
ロレアルの商品は私にも身近な商品ですので、これからも女性を美しくしてくれる商品を市場に出して欲しいです!